氷上の軌跡 -MG瀬東藍子-


日頃より中央大学アイスホッケー部を応援いただき、誠にありがとうございます。
寒い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日の氷上の軌跡は、マネージャーの瀬東が担当いたします。
選手とは異なり、普段からブログを書く機会がないため、至らぬ点もあるとは思いますが、温かい目でご覧ください。

年末のインカレをもって引退したわけですが、まだ正直実感は湧いていません笑
引退した今、少しの虚無感とこれまで多くの方に支えられて過ごしてきたのだと実感しています。なかなか文字にして表現する機会もないので、少しだけ自分の4年間を振り返ってみたいと思います。

皆様、ぜひお付き合いください笑

思えば小学生の頃、おげさん(‘20年度卒 #20 小川翔太)と出会ったのがアイスホッケーに関わる最大の起点のように感じます。それから
10年近く経ち、大学に入学する際に、部活のマネージャーに挑戦したいと思い、知り合いであるおげさんがいたアイスホッケー部への入部を決断しました。
はじめて試合を観戦した際、これまでにない衝撃を感じたことは忘れられません。ここからどんどんアイスホッケーの魅力にはまっていきました。

一方、新しい環境に1人で飛び込むというのは、とても勇気のいることでした。入部した当時はルールすら知らず、先輩方に着いていくのが精いっぱいでした。当時から優しく、時には厳しく指導してくださったマネージャーの先輩方には、心から感謝しています。皆さんの選手を第一に思う姿勢にいつも憧れを抱いていました。

2年目は、コロナの影響が大きく、振り返ればイレギュラーな1年でした。ですが、その年度最後の大会では先輩方が率いるチームが優勝という輝かしい結果を残してくださって、とても嬉しかったのを覚えています。

3年生になって、はじめてマネージャーの後輩ができました。マネージャーの中で、自分たちの代が1番上になり、教えるという立場になりました。
4年間で一番悩んだのはこの時期かもしれません。コロナ禍で思うように意思疎通ができなかったり、引っ張っていく立場として、後輩にどんな姿勢を見せるべきなのかを悩んだりなど、悩み事をあげるとキリがありません笑
同期のマネージャーと連絡を欠かさなかった日はほとんどなかったと思います。

また、この時期からマネージャーの存在意義について考えることが増えました。正直、マネージャーがどんなに自分たちの仕事を遂行しても、選手のプレーやチームの結果には影響しないのではないか、チームの雰囲気づくりに貢献できているのかなど、自問自答する毎日でした。
しかし、SNSを通して応援してくださる皆様はもちろんのこと、選手が日頃から感謝の気持ちを伝えてくれる場面も多く、それが心の支えになっていました。

いよいよ最後の年を迎え、ラストは何事も楽しく前向きに考えて活動しようと決めていました。選手が活躍する姿が自身の原動力となっていたように、自分の行動が誰かのモチベーションになっていたらいいなと心内で思い、過ごしてきました。
最後は後輩のみんなに助けてもらいながら、3位という結果で終えることができました。選手にとって納得のいく結果ではなかったかもしれないけれど、最後にみんなの笑顔や喜んで泣く姿を見て、なぜかホッとした自分がいました。

この4年間のなかで、自分に大きな影響を与えたのは紛れもなくカメラの存在です。
先輩方の引退後、試合中の写真撮影を任せていただきました。叔父の形見として譲り受けたカメラですが、はじめは上手くいかないことの方が多く、選手たちの輝く姿を写真に収めることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
しかし、試合を重ねるうちに、少しずつ躍動感のあるシーンや綺麗なシュートシーンを撮影できるようになりました。最後まで選手の輝かしい姿を全て収めることはできなかったですが、やり切れたのではないかなと思っています。
このカメラには、嬉しい思い出や悔しい思い出、たくさんの忘れられない思い出がつまっています。

最後に、これまで関わってきたすべての方々に感謝申し上げます。

まずはじめにスタッフの皆様、右も左もわからない私をご指導くださり、ありがとうございました。きっと他ではできないような、さまざまな経験をすることができました。

先輩方、優勝という貴重な経験をさせていただいたこと、また普段からたくさん優しく気にかけてくださったこと、本当にありがとうございました。これからもずっと憧れの存在です。

後輩のみんな、短い間でしたが、お世話になりました。
本当にかわいい後輩たちに恵まれて、楽しい時間を過ごすことができました。来シーズン以降の活躍にも期待しています。

両親へ、これまでありがとう。
試合に足を運んでくれたり、どんな決断も応援してくれたり、いつも心の支えでした。たくさん迷惑もかけたけれど、社会人になったら親孝行頑張ります笑

同期のみんな、4年間ありがとう。
みんなのおかげで最高の4年間でした。みんなとともに流した悔し涙、嬉し涙は絶対忘れません。
マネージャーの2人、特に帆乃夏とは走り出して、時には立ち止まって、また走り出す、慌ただしくも充実した4年間だったね。いつもありがとう。
本当に最高の同期です。

そして、日頃より応援してくださっている皆様、イレギュラーな年もありましたが、会場やSNSにて温かい応援ありがとうございました。応援の力がいかに大切でありがたいものかをこの4年間で再認識いたしました。

3月より新チームが発進していきますが、別の夢を追いかけることを決断した同期も含め、同期や選手のみんなの活躍が、今後の人生においても変わらず私の原動力になると確信しています。

選手のアイスホッケーに向き合うひたむきな姿が、私のエネルギーとなり、ここまで駆け抜けることができました。どこを切り取っても、かけがえのない大切な瞬間です。

本当に充実した4年間でした。
ありがとうございました!

今後とも、中央大学アイスホッケー部をよろしくお願い申し上げます。
引き続き、4年生の氷上の軌跡をご愛読ください。

マネージャー 瀬東 藍子

中央大学スケート部アイスホッケー部門

中央大学スケート部 アイスホッケー部門