氷上の軌跡 -#20中田悠斗-

みなさんあけましておめでとうございます
今年も中央大学スケート部をよろしくお願いします🙇
2023年は美味しい蟹しゃぶを食べながら迎えました。大晦日のご馳走はつい奮発しがちですよね。

さて、ついに大学ホッケーが終わり、この論文ともいえる氷上の軌跡を書くことになりました。
まず、ホッケーをはじめたきっかけは紛れもなく父の影響です。当時の私は、小学校入学時からサッカーに明け暮れた毎日でした。ですが、急に辞めたい衝動に駆られ父の車の中でサッカー行きたくないと泣きじゃくったことを今でも覚えています。
その後家族で見に行ったクリスマスゲームズで王子vs西武(西武鉄道アイスホッケー部)の試合を見に行った際に王子のGK春名さんのプレーをみて大感動しました。そして、ホッケーをしたいと父に頼み込んでホッケーをはじめました。

7歳からはじめたからという理由で7番をつけてはじまったアイスホッケー生活ですが、結局キーパーはやりませんでした。理由は、プレステ2でホッケーゲームをしていた時にキーパーの顔にシュートが当たっているのをみて、痛いの嫌だなーって思ったことです。アホくさいですよね笑
そして、小5を過ぎた頃からしんどいことも増えてきました笑
小5は選抜チームに最終選考で落ちて大説教
小6の時は市内大会全敗のダントツビリ、負けるのがわかりきってる中で試合をしないといけないストレスで試合5分前に大嘔吐
10点取られなければ良い試合だったと錯覚してしまうくらい弱かったです笑

そんな下手くそが中学生にあがると、ここで1つ成長を見せました。
成長期をきっかけにげっそり痩せてスタイルが良くなったんですね。そして、父に「騙されたと思って1ヶ月間6キロ走ってみろ」と言われ、騙されたと思って走った結果、シャトルラン150以上の数値を叩き出すようになりました笑
中3からは父にわざわざ苫小牧のスクールにまで連れて行ってもらっていましたが、帯広のチームに訳わからないくらい点数を取られ、クソボロ負け大恥をかいてもう一生やりたくねぇと思ったのもここだけの話にしておきましょう。

そして、20キロの罰走から始まった高校生活。
高1は古木大地師匠(北海高校OB)のおかげで自分の下手くそさをカバーしてもらっていたのですが、古木さんが卒業した高2になった途端に訳わからんくらい下手くそになって、パスすらまともに出せなくなりました。
高2は人生最大級にしんどくて思い出したくないので書きません。
副キャプテンを務めた高3の最後の試合は、残り6秒の大どんでん返しのクソ大逆転負けを喫して引退しました。
ですが、高校時代はたくさん経験をしました。
ホッケーはもちろんのことですが、みんなで熱くなったり、キツいメニューを声を掛け合って乗り越えたり、青春でしたね。

先日高校の顧問に会いに学校へ行った時に、高校時代を思い出してもう走りたくないと思う反面、高校生の熱くなっている瞬間を見て少し羨ましくも思えました。また、自分の考え方や生き方を見つめ直す機会が多かったですね。

そして大学生になりましたが、入学してからずっと4セット目、5セット目あたりを彷徨っていて、なにか試合を通して学んだことはあまり多くないですが、2年生の時に初めての優勝を経験でき、自分の人生において1つの素晴らしい経験をすることができました。
また、留学、バイト含め様々な人に出会い、たくさんの考え方や生き方を吸収して、新たな自身の価値観や考え方を見出すことができました。ホッケーでは結果を残せなかったけれど、人として少しは成長ができたかなと思います。

こんな感じの楽しい楽しいホッケー生活でしたが、ホッケーを通じてチームメイト含めたくさんの仲間たちや友達に支えてもらい、またこんな自分を精一杯応援をしてくれた方々には感謝しかありません。
ホッケー人生最後にして、自分の思っている以上にたくさんの人が自分のことを応援してくれていることに気付き、もっと感謝をしていればよかったなと後悔が残ってしまったので、また今度様々な形で必ず感謝を伝えていきたいと思います。

たくさんの人に恵まれ、幸せな15年間のホッケー生活でした。
ありがとうございました。

後輩たちには、ホッケーが下手くそで上達の余地もない悪い例を見せてしまったと思うので、私のようにはならないようにしてほしいです。
いずれは皆さんがチームを引っ張る立場になります。誰かに頼るのではなく、皆んなで支え合い、チームの為に、そして、応援してくれる人のために全力で期待に応えてあげてください。
インカレの3位決定戦で見せてくれたチームへの想いや勝ちにこだわる意志、僕たち4年生を最後勝たせてあげたいというプレーが本当に嬉しかったです。PSで勝ってみんなが涙を流しながら喜んでいる姿を見てとても感動しました。

君たちは日本一の立派なチームになれる価値があります。
君たちなら必ず優勝できます。

部屋っ子たちには急にヨーロッパにいったり、寮に全然いなかったりであまりお世話をしてあげられなかったのが心残りです。
#1 くんぺーと#34 ひさあき、あと準レギュラーの#23 沼田の明るくてみんなから好かれる人柄が、中田部屋に人が集まり、部屋が見事に汚くなっていく理由だと思っています。特に3年生集団のワイワイとしたくだらない話を部屋で聞いていてとても楽しかったです。3人ともありがとね。
そして中田部屋に入り浸っていた後輩たちもありがとう。部屋っ子の初ゴールとハットトリック&得点王そして準レギュラーが魅せてくれた調子こきまくりのPSを見れて嬉しかったです。
次は4人で部屋飯開催します!

親にはここで書いてしまうと2人が大号泣している姿が予想できるので、また引退前日みたいに3人でお話しできる時間を作りたいなーって思ってます。

同期たちは沖縄でアホほど話すと思うんでその時にですね。#89 ちゃくの男泣きに期待してます。

意外とどーでもいい内容のせいで長くなってしまいましたが、こんな感じで締めよーかなと思います。
みなさんお時間とらせてすいません。
これからの人生大変なことばかりだと思いますが、自分なりにヘラヘラしながら乗り越えていきます。

社会人になったら、#30 マサーシーの代わりに自分のだる絡みに付き合ってくれる標的を新たに見つけ出そうと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました!
#20 中田悠斗

中央大学スケート部アイスホッケー部門

中央大学スケート部 アイスホッケー部門