氷上の軌跡 -#11 長岡翼-

皆さんこんにちは。
経済学部4年の長岡翼です。
ついに僕にも「氷上の軌跡」を書く時が来てしまいました。
最高の同期、頼りになる先輩、可愛い後輩、そしてスタッフの皆さん、中央大学を応援して下さってる皆さん、そして両親、たくさんの人に支えられ最高の4年間を過ごさせていただいた中央大学を卒業するというのは、とても悲しい一方、とても充実していました。

アイスホッケーを始めてからの自分を振り返りながら、少しでもたくさんのことを伝えたいと思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


私がアイスホッケーを始めたのは小学校2年生の頃で、両親がアイスホッケーを観戦するのが好きで僕も連れて行ってもらい、その際にアイスホッケーをしてみたいと言ったのがきっかけでした。また、小学校では陸上部にも所属していました。
小学校の時はアイスホッケーを無邪気にやっていたんでしょうけど、楽しかった思い出は少しもありません。なぜなら、弱小チームで僕自身もアイスホッケーの技術は全くなかったからです。

中学校に進むにあたって、自分自身もっと上手くなりたい、強いチームでアイスホッケーをしたいと思い鳥取中学校に進学しました。
この3年間は、僕のアイスホッケー人生にとって1番のターニングポイントでした。練習はかなり厳しく、みんなアイスホッケーが上手くてついていくのが精一杯でしたが、1年生の頃から試合に出していただき、自分でも1番成長できた時期だと思います。
特に3年生の頃には、全国大会で優勝することができ、これ以上ない喜びを味わうことができました。

次に1番思い出したくない高校3年間。
本当にきつかった。肉体的にも精神的にも、もう2度と高校には戻りたくないと思うほどきつかったです。
ただこの高校3年間を乗り切れたのは、同期4人がいたからです。いつでも僕の味方でいてくれて、本当に頼れる同期でした。直接ありがとうとか感謝を言うのは、恥ずかしいのでここで感謝を伝えときます。本当にありがとう。

そして中央大学に入学するのですが、なぜ中央大学を選んだのか簡単に言うと、プレーに魅了されたからです。
中学校3年生の頃に中央大学の試合を見る機会があり、その時に絶対ここに行こうと決意しました。なので、そのようなお話を頂いた時は本当に嬉しかったです。

憧れていた中央大学にいざ入学すると、環境の変化、寮生活ということに加え、自分の時間がたくさんあり正直戸惑いました。
さらに、アイスホッケーでは周りのレベルが高く、慣れるのに少し時間がかかりました。
ただ、優しい先輩方が遊びに誘ってくれたり同期で遊びに行ったりと、とても馴染みやすく充実した1年目を過ごすことができました。

2年目になって、精神的にもだいぶ余裕ができ、アイスホッケーだけでなく自分の時間もうまく活用できるようになり、たくさんのことを学びました。

3年目は、何もかもうまく進まない1年でしたが、秋のリーグ戦で優勝できたことはとても印象深く、自分も少しはチームに貢献できたかなと思います。

あっという間に4年生になり、この1年どうしていこう、とすごく考えました。DFは主力が1人抜け、僕が引っ張らないとと思う反面、後輩へのアドバイスやサポートが全く出来ていなくてとても情けなかったなと思います。
どのように後輩へ接すればいいか、どうしたらチームがうまく行くか、とにかく難しい1年でした。

そんな中、最後の大会のインカレでは僕がキャプテンの#7 矢島にシュートをぶつけ、骨折させてしまい、その後の試合に出場することができなくなりました。
みんなにどう謝ればいいか、自分は何ができるのか。
やじがいれば結果は違ったかもしれません。自分にはやじのように試合の雰囲気を変えることもできないし、チームを引っ張ることもできない。
本当に最後に後悔が残りました。
ただ、4年生という立場から周りを見ることだったり、チームのことを考えたりして、自分自身の成長にもつながりました。

後輩のみんなは最後、後悔を残さないように、もっとアイスホッケーをすることを楽しんで、来年こそは笑顔で終われるように頑張って下さい。

こうして僕のアイスホッケー人生を振り返ると、本当に恵まれた環境でアイスホッケーをすることができました。

これは紛れもなく両親のおかげです。
中学校から毎日送り迎えをしてもらい、高校では朝早く起きて送迎をしてもらい、妹も同じスポーツをしていてすごくお金がかかるのに、大学まで行かせてもらって感謝しかないです。
本当なら結果で恩返ししたかったのですが、出来なかったので社会人になってからたくさん恩返ししようと思います。

次に部屋の先輩方。
先輩方は僕が部屋に入った時から、本当に過ごしやすく接してくれて毎日本当に楽しかったです。特に3年間共に過ごした、館田卓さん(2020年度卒 #31)にはとてもお世話になりました。
1年生の頃、僕は全く仕事が出来なかったのにも関わらず、手伝って頂いたり一緒に遊びに行ったりしたことは一生忘れません。
本当にありがとうございました。
 
次に今の部屋っ子。
最初に#20 ゆーと。
多分俺が部屋の先輩で嫌なこととかいっぱいあっただろうけど、3年間文句も全く言わずに付き合ってくれてありがとう。
今はアイスホッケーをするのが楽しいって思えないかもしれないけど、引退した後もっと頑張ればよかったって後悔するから、4年目本気でやれとは言わないから、自分なりに楽しんで後悔ないように。
俺もアイスホッケーをやりたくない時期はいっぱいあったし、モチベーションが上がらないのはわかるけど最後笑って終われるように。
3年間ゆーとが部屋っ子で本当に楽しかったし、よかったって思います。

次に#1くんぺー。
多分くんぺーの方が、俺が部屋の先輩で嫌だっただろうけど、2年間ありがとう。
特に1年目は慣れない環境で辛かっただろうけど、2年目になって少し余裕ができて、インカレでくんぺーが活躍するのをみて正直泣きそうになりました。
特に関大戦のゴールで本当に泣きかけました。
来年からは俺もいなくなって、だいぶ重荷がなくなると思うから活躍を期待してます。


最後に同期。
みんなバラバラの方向を向いて、個性が強過ぎて、集まりが悪くて、でも最後のインカレはみんな同じ方向を向けたのかな?って思います。
この同期がいたからこの中央大学を選んだし、本当に4年間楽しかったです。
これから社会人になり、それぞれ違う道に進むけど、この4年間同期と過ごした時間は僕の一生の思い出だし、感謝してます。ありがとう。
またみんなで、ディズニーランドとディズニーシー行こう。笑


長々となりましたが、僕のアイスホッケー人生はたくさんの人に支えられて、本当に充実した15年間でした。
直接感謝を伝えるのが苦手なので、このような形で伝えましたが、この15年間僕のアイスホッケー人生に携わって下さった皆様には感謝の気持ちで一杯です。本当に幸せな15年間でした。

これから社会人になりますが、中央大学のことをずっと応援しているので、皆様もこれからも中央大学の応援をよろしくお願い致します。

#11 長岡翼

中央大学スケート部アイスホッケー部門

中央大学スケート部 アイスホッケー部門