氷上の軌跡 -#21権平優斗-

みなさん、こんにちは。
中央大学主将の#21 権平優斗です。今年度も中央大学スケート部へのたくさんの応援をありがとうございました。

早いもので、とうとうこの氷上の軌跡を書く番が来てしまいました。この4年間振り返れば本当にあっという間だったんだなぁとこのブログを書きながら実感しております。
私は現在ユニバーシアード出場のため、アメリカのレークプラシッドという場所にいます。時差はなんと14時間あります。びっくりですよね。
そんなアメリカの地から氷上の軌跡のラストを担当しておりますので、どうか皆さんハンバーガーやピザでも片手に、アメリカ気分になりながらこのブログをご覧になっていただけたらなと思います!

さて、今回氷上の軌跡ということで、いままでのホッケー人生を振り返りながら進めていきたいなと思いますのでどうかお付き合いください。

私のホッケー人生は、小学校一年生の時に幼稚園からの幼馴染に誘われて入部したのが始まりでした。
私の親が野球をやっていたのもあり、本当は野球部に入る予定でしたが、小学校3年生からしか入部できないという決まりがあったので、その間の繋ぎのつもりで始めたのがきっかけです。
初めてリンクに乗った時はまともに滑れないし、パックも目で追うのがやっとで、あまりやりたくないなと思っていました。しかし続けていくと出来なかったことがたくさんできるようになり、気づけばアイスホッケーの事が大好きになっていました。
小学校3年生からは野球とアイスホッケーを両立しながら過ごしました。夏は野球、冬はホッケーという激動の日々を過ごしていました。今思えばよくやってたなと強く感じます。
そして6年生の夏頃でしょうか、中学からはアイスホッケー一本にすると心に決めました。最初は繋ぎのつもりでやっていたアイスホッケーにここまでのめり込む事ができたのも、当時のコーチや監督の指導があってこそです。本当に感謝しています。

中学校では、たくさんの成長をする事ができました。一年生の時は背がとても小さく(今も小さいですが。)、大きな選手達にどうやって勝っていくかとても悩むことが多かったです。ただ中学校の時のコーチである増子コーチとの出会いが私のホッケー感をまた変えてくれました。
この頃から自分で考えてホッケーをするという感覚を培ってこれたと自分の中で思っています。
そのおかげもあり中学校2年、3年の時には世代別代表なども経験し、たくさんの素晴らしい経験をする事ができました。
3年の時には初めて全道大会にも出場することができましたが、結果は4位で、現東洋大主将の石田や、関西大主将加藤、クレインズの荒木などがいた鳥取中に惜敗して、とても悔しい思いをしたのは今でも覚えています。

そんなこんなで高校生になりましたが、高校ではたくさんの悩みもありましたが、本当に今の自分を作ってくれたのもこの高校の3年間のおかげだと自信をもって言えるような、とても濃い3年間を過ごす事が出来ました。
高校では角橋先生の教えのおかげで、自分で考えて行動、努力することの大切さを学びました。やる事が強制される事が多い高校生の時期にこのような考え方を学ぶ事ができ、とても成長できたと実感しています。
また、かけがえのない同期と過ごす3年間は本当に宝物のような時間でした。時には喧嘩し、時には笑い合い、時にはみんなで涙した時間は一生の財産です。
最後のインターハイは準決勝で敗れてしまったけど、確実に最高のチームだと胸を張って言える、そんな仲間達に恵まれたと今でも思います。

そして最後に大学の4年間です。私は中学校の頃から中央大学の試合を見ていて、こんなパスホッケーをできたらすごく楽しいんだろうなと思ってその当時から中央大学に憧れていました。また卒業生の坂本颯さん('17年度卒 #26)のプレーに感銘を受け、ファンになったことも中央を志望した理由の一つです。
いざ入学してからは、本当にいろんな事がありました。ホッケー面では、先輩方みんな本当に上手で、ホッケーIQも高く、ついていくのにすごく必死でしたが、一年目から試合に出させてもらって、その中で色々と学ばせてもらいました。
特に徳光陸さん('20年度卒 #18)、宮本明朗さん('20年度卒 #21)のホッケーは自分のホッケー観を大きく変えるような、そのくらい衝撃を受けるプレーでした。短い時間でしたがその2人と一緒に組むことができて本当に嬉しかったです。(ゴールを外しすぎて途中で外されたことは触れないでください。)
そんなたくさんの経験が自分を成長させてくれたと実感しています。

私生活の面では、特に一年目にさまざまな問題を起こし、一年生全員外出禁止になったりしたこともありました。みんなで外禁を解いてもらうためにサワガニを育てたことも今となってはいい思い出です(笑)
ですが当時の四年生の皆さん、特に元部屋長であり、キャプテンでもあった阿部翼さん('19年度卒 #29)には多大なる迷惑をかけてしまって本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして気がつけば当初13人いた同期は気づいたら10人になっていたり、はちゃめちゃな四年間を過ごすことになりましたが、楽しいことがたくさんあり、先輩方[特にあきらさん、板野さん('21年度卒 #17板野誠也)]や後輩達に恵まれて楽しい4年間を過ごせました。本当にかけがえのない時間でした。

続いて、今年一年を振り返りたいと思います。今年一年は楽しいことのほか、苦労することも沢山あり、とても濃い1年間だったなと感じています。
自分自身一年間キャプテンを務める経験がなかったし、正直キャプテンらしいことをできる人間ではないかなと思っていたので、どうやったらチームが良くなるのか、自分の中で明確な答えを持たないままのスタートでした。
結果としては全ての大会で3位と、シーズン最初に掲げた目標からは程遠い結果で終わってしまい、特に後輩のみんなにはたくさん迷惑をかけてしまったなと感じています。
ですがその中でどうやったらチームが良くなっていくか、一丸となれるのかを四年生で話し合ったりキャプテングループで話し合い、試行錯誤した時間というのは本当にかけがえのないものだったと思いますし、その中で自分もたくさん成長させてもらえました。
最後のインカレでは準決勝でまた勝つ事ができず、応援してくれる人たちには申し訳ない結果ではありましたが、本当にチーム一丸となり戦う事ができていたと思うし、3位決定戦では主力を2名欠きながらも勝利できて、本当にこのチームのキャプテンを務めることができて良かったなと心の底から思えました。

結局のところ、キャプテンとしてどうするべきだったのかと明確な答えというのは見つけることができませんでしたが、一つだけ言えるのは、「一つ一つの事に真剣に向き合い続けること」が大事で、その積み重ねが最終的に結果として現れるんだなとと思いました。本当にこの一年間で、ホッケー面だけでなく、たくさんの面で成長させてもらう事ができたなと思っています。
こんな自分をキャプテンとして受け入れてくれて、支えてくれたチームのみんな、スタッフの皆さんに本当に感謝しています。ありがとうございました。

長々となってしまい申し訳ありませんが、最後に何人かにメッセージを。

両親へ
まずは大学四年間含め、小学校一年生の時にホッケーを始めてからいままでたくさん支えてくれてありがとう。
高校までは送り迎えだったり、仕事だったり妹2人のこともある中やってくれて、本当に大変だったよね。そんな中でも悪い顔ひとつせず、当たり前のようにしてくれて、今になってその事にすごい感謝しています。
大学四年間で、また特にこの一年は負けてしまう事が多かったり、いつも応援してくれたのに中々勝っているところを見せられなくてごめんなさい。
でもどんな結果でも、お疲れ様、頑張ってたねと言ってくれて、その一言が自分の中ではものすごい支えになりました。本当に学生生活ではたくさん迷惑かけた分、これからたくさん返していきたいなと思っているから、どうかこれからもよろしくお願いします🤲

同期のみんな
同期のみんなにはまた同期旅行の時にたくさん話すと思うので一言だけ、みんながいたから本当に楽しい四年間を過ごせました。ありがとう!!まだまだこれからもよろしく!

よね、しょうご、ろい
正直に言うと、チームを抜けてしまった時は素直な気持ちで応援することができませんでした。同期であり、ライバルだから。上の舞台でプレーしている姿を見るとなんか悔しい気持ちがすごく自分の中にあったから、なるべくは見ないように最初の頃だけはしてました。
だけどみんなが上の舞台で懸命に戦う姿を見て、俺も負けられないと思う感情があったからこそ、そこからたくさん成長できたと思います。ほんとうありがとう。
これからもずっと応援してるよ。ライバルであり、友としてこれからもよろしくお願いします🤲
釧路帰ったら絶対に飯奢ってください。

武修時代の同期
色々な大学に散らばってなかなか集まれなくても、こんなにみんなが仲良いのは自分達だけだと思います。みんなが頑張る姿に自分もたくさん刺激を受けて、成長できたなと思います。こちらも同期旅行があるのでその時にでもたくさん話そう!
特に石田(東洋大キャプテン)は敵ながらプレーのことだったりチームのことをたくさん相談に乗ってくれたり、いつまでも頼りになる男でした。最後インカレで負けはしたけど、最後の舞台で試合することができて本当に良かったし、一生忘れません。これからも色々相談させてもらいます。いつか必ず勝つ!!
(ちなみに今部屋が一緒なので隣にいます)

部屋っ子
#43 りゅうき、#81 角丸、#74 小野田、#9 こた(今年は夏から海外にいきました)この4人にはたくさん楽しませてもらいました。
小野田は部屋にいたらずっと寝てるし、こたと角丸は夜遅くまで部屋明るくしながらゲームに熱中していてアホかと思っていましたが、何気ないそんな日々がなくなると思うとちょっと寂しい気持ちもあります。あとりゅうきと小野田を筆頭に部屋飯で遠慮を知らずに高い肉をたくさん頼んで、破格の値段だったので絶望もありました。許しません。 
というのは嘘で、そんな時に悪ふざけしたりする君たちのおかげですごく楽しかったです。
来年からも畑山部屋として新たな後輩と楽しい部屋を作っていってください。そしてホッケーでは来年もみんなチームの中心になってくると思うからたくさん責任感も生まれると思うけど、いつも通り自分らしく、楽しくプレーしてくれたらと思います。そんな姿を次は上から見れたらと思ってます。
いつかまたご飯でも行こう👍
(追伸) こた、海外でもお前らしく頑張れ。絶対に上手くいくと部屋長が太鼓判押しときます。

かずうみ
俺のことを氷上の軌跡で書いてくれたから俺も書きます。
一年生の頃、寮を引っ越すまで同じ部屋になって、そこから毎日寮にいたらくだらない話から面白い話までして笑わせてくれてありがとう。
特に今年はチームのことについてたくさん話したりする中でたくさん悩んだけど、かずうみというキャラがいてくれたからこそ本当に助けられる部分が多かったよ。これからはまた違う道に進むけど、共に漢を極めていこう。
これまでもこれからも最高の相棒です👍

後輩のみんな
また来年から新たなチームを作っていく事になると思うけど、新キャプテンを中心に自分たちが決めた目標に対して真摯に向き合っていけば絶対結果は出ると思います。
3年生はみんなすごく仲が良いし、やる時はやる奴らだと思ってるから、自分たちなりに楽しく頑張っていってください。そして1.2年生はそんな3年生たちを全力で支えてあげてください。
今年もできなかった優勝を、みんなならできると信じてるよ!!
(追伸) #25 りょうとよ、これからも強い漢になれよ。

他にもたくさん感謝を伝えたい人はいますが、めちゃくちゃ長くなってしまうのでここら辺で終わりたいと思います。笑
自分は大切な仲間、時に叱ってくれる人、いつも近くで支えてくれて応援してくれる人など、本当に色んな人たちに恵まれて過ごしてこれたんだなと改めて思います。このご縁をこれからも大事にしていきたいなと心の底から思います。

長いのにまとまりのない文章となってしまって申し訳ありません。
最後になりますが、この四年間の学生生活を中央大学のホッケー部として過ごす事ができて、本当に楽しかったです。一生の財産となる四年間でした。
関わってくれた全ての方々に感謝します。ありがとうございました!!
今後はOBとして中央大学を応援したいなと思います。
学生ホッケー人生は一度終わりますが、競技は続けていく予定であるので、またどこかで皆さんにリンクでお会いできたらと思います。
中央大学で学んだことを生かして、これからも自分らしく邁進していきます!
どうかこれからも権平優斗をよろしくお願いします🤲
そして今後も中央大学アイスホッケー部の応援、どうか末長くよろしくお願いします!!

中央大学最高!! それではまたいつの日か👋

#21 権平優斗

中央大学スケート部アイスホッケー部門

中央大学スケート部 アイスホッケー部門